私の尊敬しているフォロワーさん(良い文章をたくさん書いている)がアイドルコンサート感想文の書き方をnoteで教えてくれました。
オタクが書いた文章を読むことは多々あれど、そこに至る過程はあんまり聞かないので興味深く読ませていただきました。
という訳で私も自分なりの書き方についてまとめようと思います。
自己紹介
一昨年このブログを解説し、今回の更新で38本目。
ブログデビューは小学6年生(オタク確定人生)
小6から数えたらブログは200本以上書いてる、たぶん(今はもう読めないので正確な数は不明)
全体のこと
・文字数
気がつくと長くなるのでここ無駄だな〜みたいなところはあとから削ってます。それでも1万字を超えたりします。なんてこったい。
まあ長くても読んでくれる人はちゃんといます。反対に短くてもOK。短くても長くても好きにせえ、です。
・文体
ですます調の時もあれば、である調の時もあります。混ざる時もあります。学校の作文や小論文と違って趣味で書くオタク文章は誰も採点しないので好きに書きましょう!
・比喩表現(入れなくても良い)
「食べ物を前にした時の本髙克樹と同じくらいバキバキの目」とか「二重幅広すぎて人住める」とか。
無理して入れなくてもいいけど私は趣味でこのような比喩表現を多めに入れています。ふざけてばかりの人生。
アイドル関連の記事でも別界隈(アニメや漫画、テニミュなど)のネタをねじこんでいますが「わかる人にはわかればいいや」って態度なので、万人受け(というかそのジャンルの読み手のウケ)を狙うならジャンル外のネタは入れない方がいいかも。
・意外と怒られない(怒られるのは事故みたいなもん)
おいおいそれは言いがかりだろみたいな難癖をつけられたことはありますが、内容に関して怒られたことはほぼありません。
舞台の脚本の悪口を書いた時でさえ怒られませんでした。(むしろ残して欲しいとまで言われました)
難癖類でいちばん意味がわからなかったのは承認欲求を満たすために外部舞台の感想を書いてる(意訳)と言われた時です。
外部舞台の感想って、ライブや内部舞台に比べてそもそも作品を観てる人が限られるからアクセス数全然伸びないんですよ……。
承認欲求目当てなら外部舞台の感想より「えぇっ!?なんで私が7 MEN 侍寮の寮母に!?〜ドキッ☆イケメンアイドル6人とひとつ屋根の下〜」みたいな夢小説を連載した方がアクセス数は伸びると思います。
(これはちょうど昨日『君の花になる』の話をしたのがきっかけの冗談なので、真似しないでください)(少年忍者寮の寮母になったら育ち盛りの男子21人のご飯用意しなきゃいけないの大変すぎるという話もしました)(なお、私は『君の花になる』未視聴です)
残念ながらインターネットにはこういう当たり屋がいるので完全に怒られを回避するのは難しいんですが、悪口をなるべく書かないようにするとか差別的発言をしないとか気をつければ基本的に怒られないと思います。周囲への配慮を忘れずに。
言葉の線引きって人によるから難しいんですけどね……。意図的に人を嫌な気持ちにさせる言葉選びをするぞー!って人はあんまりいないと思いますし。トライアンドエラーです。
それからオタクがやっちゃいがちなのが「何かを褒める時に別の何かを下げる」、無意識にやってないか確認すると良いでしょう。
私は文章を書いてすぐアップすることは少なくて、少し(たとえば一晩寝かせておくなど)時間を空けて読み直してから上げるようにしています。
・構成
勢いのまま書いているので構成を考えずに頭から書いたり言いたいことを先に書いてそこに繋がるように書いたりすることが多いです。う〜ん、無計画!
Act ONEはグループごとに出番が別れていたので、グループごとの感想を書いてみました。
侍のサマパラ、トラジャRtoAコンの感想はライブに行くまで〜1曲ずつの感想〜全体感想って構成ですね。1曲ずつ感想書いてるとさすがに文章量が増えます。
全曲の感想を書かなきゃいけないなんてことはなくて、好きな曲だけ書くとかでも全然ありです。曲じゃなくてメンバーごとの感想でもおもしろいかも。
・装飾
太字にしたり字をでっかくしたりとあれこれ工夫しています。そっちの方が読み物としておもしろくて飽きないからです。私はあんまり文章が上手くないので装飾にめっちゃ頼ってます。
ものによっては文章書く時間より推敲+装飾にかかる時間の方が長いくらいです。
たまに急いでる時は装飾なしのベタ打ちで上げてます。
・ブログにかける時間
だいたい1時間に2000〜3000字くらいのペースで書いてます。
冒頭で紹介したnoteでは8000字くらいを2時間で書いてると言っていたのでビビりました。早すぎる。(私が遅い説もある)
・プラットフォーム
このブログはWordPressというブログソフトウェアを使用して書いています。
年間でサーバー契約をしていて、つまり有料なので誰にでも勧められるプラットフォームではないなと思います。
じゃあなんでわざわざ有料にしたのかといえば、外部プラットフォームと違って自分で契約している間は絶対にブログが消えないからです。近頃フォレストページなどホームページサイトがどんどん閉鎖されているので……まあ現状noteやはてなブログが閉鎖する可能性はかなり低いので気にしすぎな気もします。
WordPressは全てを自由にカスタマイズできるのも大きな魅力。このブログも最初はもっと簡素なデザインでしたが課金して可愛いデザインにしました。
過去に使用したことのあるプラットフォームはアメブロ、livedoorブログ、fc2ブログなど……この中だとlivedoorブログがいちばん書きやすかったです。
オタクはだいたいはてなブログかnoteを使っているので初めはどちらかを使ってみると良いと思います。noteの利点についてはこちらをご参照ください。(冒頭で紹介したのと同じnoteです)
勝手にQ&A
Q.何を書けばいい?
A.現場の感想がいちばん書きやすいと思います!
あとは自担のお誕生日や入所日に合わせてその1年にあったことを振り返ったり、
アイドルにハマった時の記録(いわゆる沼落ちブログ)もおすすめ。
Q.ブログを上手く書くコツは?
A.私も上手くないのでこんな事言うのもアレなんですが、(ブログに限らず)上手く書こうとすると理想と現実のギャップが辛いのでまずは完成させることを目標にすると良いです。
書いていくうちに慣れてきて自分のやりやすい方法が見つかると思います。
Q.下手なのに公開していいの?
A.そもそもオタクのブログに文章の上手さって必要ですかね?
たとえばアイドル現場の感想を書いたとして、それを読む人はその現場やアイドルについて知ってる可能性が高いから、ある程度は脳内補完してくれるはずです。
誰が読んでもおもしろいものを書くのは難しくても、同じアイドル/グループを好きな人なら共通認識があるので「自分以外の目線の感想」というだけで貴重でおもしろいものになると思います。だからまずは完成させるのが大事!
Q.下手でもいいって言うけど、少しでも読みやすくしたい時はどうすれば?
A.理想を追求しすぎて完成しないのがもったいないというだけで、読みやすさを意識するのはとても良い事です!
文章が大きい塊になると見づらいので、改行してなるべくひとつの段落が4行以内に収まるようにするとか、装飾の項目でも話したように強調したい部分は太字や大きな字にするとか、少しの工夫でぐんと読みやすくなります!
あとは一文が長いと主語がわかりづらかったりするので、慣れないうちは句読点を入れて短く切るのを意識すると良いです。いわゆる「悪文」対策ですね。
一文が長くても目が滑らない人はマジモンの天才だと思うので憧れますけどね……小説家で言うと舞城王太郎とか。
この手法を逆手に取った、オタクしか使えない技もあります。(オタクすぎるので学校や職場では使えない)
興奮を伝えたい時はあえて長文にする。
ツイッターで140字ギリギリまで句読点なしで書いて最後に文字数ってつけたり(ここまで一息)ってつけるのと同じ手法ですね。
↓ ルーカス萌え萌えターンはあえて長くしてあります
Q.ブログを上げるのって恥ずかしくない?
A.恥の多い生涯を送ってきましたのでブログより恥ずかしいことめっちゃしてきました。だから気になりません。
というのは私みたいなのだけで、真面目に生きてきた人は自分の書いたものを世に出すことに抵抗があるかもしれませんね……。
いきなり長文はハードルが高いなら、普段のツイートを繋ぎ合わせたような短めのものから始めてはいかがでしょうか。1000字だっていいんです。
Q.パソコンがないとブログは書けませんか?
A.スマホだけでも書けます!
私の書き方……口頭で感想をガーッと喋ってスマホで録音→それを聞いてスマホのメモ帳で記事を書く→少し時間を空けて推敲(省略する時もある)→Nolaというエディタアプリにコピー→PCでNolaにログインしてコピーした記事をWordpressに貼り付け→文字の装飾と見直し→完成!
記事の作成自体はスマホで、仕上げをPCって感じです。スマホでも装飾はできますがWordpressのアプリはあんまり使い勝手が良くなくて……他のプラットフォームならすべての工程をスマホで完結できるのかも。
スマホの利点はどこでも書けること!電車に乗ってる時とか。あとは個人的にPCのタイピングよりスマホのフリック入力の方が早いのでスマホ派です。
スマホだと集中が切れちゃうよ〜って人は最初から最後までPCのスタイルの方が良いのかな。
Q.怒られた時の対処法は?
A.怒られた内容によっては素直に反省しましょう。
しょうもない言いがかりをつけてくるやつは無視!弱ったところを見せるな!(弱ったところを見せるとさらに攻撃してくる場合があります)
あとは匿名ツール(お題箱やマシュマロ、wavebox、mondなど)を置かないだけで難癖つけてやるマンが寄ってくる可能性が激減します。
Q.バズるにはどうすればいい?
A.自分ではコントロールできないのがバズというもの……特にブログはインターネットに「残る」ので、書いてすぐは伸びなかったのに1年後に突然伸びるなんてこともあります。たとえばこれ。
去年アップした時はあんまり伸びなかったのに、今年のサマステ(はしみずうきなすボイビアンビ)が発表されてから検索エンジン流入がめちゃくちゃ増えました。
まあ、バズるとまでは言いませんが読まれやすくするコツはあります。
タイトルに情報を詰める+見た人の気を引く、です。
先ほどのサマステの記事は「サマステ 入場」で検索すると上位に出てきます。「サマステやばかった」みたいなふんわりしたタイトルだったら検索上位に来ていないはず。
あとは「地獄の入場」と書いてあることで「えっ、何がどう地獄なの?」と気になった人も多いのでは。
この記事も「取引飛ばれた」とかシンプルなタイトルならここまで読まれてないと思います。こちらも「宗教勧誘って何?どういうこと?」と気になって読んだ人が多いんじゃないのかな〜。
もっと初歩的なコツとも言えないアドバイスをすると、ブログを書いたばかりだと検索で引っかかりにくいので、ツイッターで記事を共有して「こんなブログ書きましたー」ってフォロワーさんに教えてあげるといいと思います。
それを読んでくれたうちの誰かが拡散したらまた別の人に読んでもらえる可能性が高くなりますし。
最近私がやり始めたのは記事の一部をスクショして試し読み(?)ができる投稿。
この記事は外部舞台の感想なのでアクセス数はあまり多くないのですが、ほとんどがツイッター経由で来てくれたので、ツイートの宣伝効果が高い記事だったな〜と。
Q.私が書く意味はあるのかな?
A.先程も書いたように「残る」のがブログの良さです。あとから読み返すと当時の記憶が蘇りますし、何年か後に同じアイドルにハマった人が辿り着いて助かることもあります。
Q.誰にも読まれなかったら?
A.私が読みます
だから書いたら教えてください。話しかけるのが恥ずかしかったらwaveboxにこっそりリンク貼ってくれてもいいし。
オタクの書く文章だ〜いすき!
読みたい!読ませて!
こんなところですかね。
あ、「残る」のがブログの良さと散々書きましたが、裏を返せばデジタルタトゥーにもなりうるので、個人情報が入ってないかとか確認してからあげましょう!特に写真の映り込みに気をつけて!
それでは皆様良きブログライフを〜。